”ロードヒーターの自動運転”という言葉を聞くと、なんだか魅力に感じますよね。
しかし「メーカー外のサービスを導入する前に、何かできることはないか?」
オーナーであれば必ず一度は考えるはずです。じつは機種にもよりますが、ロードヒーターは、本体に備わっている設定を変更することで、ある程度省エネを期待できます。

外気温設定の仕組み
設定した温度以上の気温ではロードヒーターは作動せず、設定温度以下の気温になってはじめて作動、この運転開始の目安とする「閾(しきい)温度」を、設定することができます。
気温が高いと自然に融雪が進むわけですから、多少の積雪があってもロードヒーターを炊く必要はありません。また気温が上がるとは雪ではなく雨が降ります。そうです、降雪センサーは雨にも反応してしまうんですね。
(下の写真は、雨に反応してロードヒーターが運転している様子。)

ですので先ほどの外気温を設けることでこのような誤作動を減らしているのです。
そして多くの機種では、その初期の温度は4℃~5℃の間に設定されています。
しかしこれでは少し温かくても運転してしまいます。一方で外温度を低く設定しすぎると、雪がとけきれずにアイスバーンになってしまったりと、副作用も大きいので単純に0℃以下とするのも問題が多そうです。

理想的な外気温設定は?
じつは状況によって大きく異なります。日当たりはどうか、地域はどうか、真冬なのか春先なのか。いろいろな条件を考慮に入れる必要があります。また、ボイラーの出力や台数、敷設面積、制御盤とボイラーの相性などの装置側の要因もあるので、全ての物件にあてはまる設定というのはありません。では外気温の初期設定はどのように決められているのでしょうか。これはメーカー側の配慮として「多くの物件が融雪不足にならない」ように設定されていると捉えるとわかりやすいかもしれません。つまり設定による省エネの余地のある物件は相当数あると考えていいと思います。

設定変更の効果を知る方法
せっかく設定変更をしても、期待した省エネが得られているか、または運転が抑制されすぎていないか知る必要があります。実際の省エネ効果は料金請求を見ないと分かりませんが、融雪状況についてはWebカメラなどを設置すると本当によく分かります。また、とけピタ君を導入するとプランにかかわらずボイラーのON/OFF状態も同時に把握することができます。

外気温設定の変更方法
ロードヒーター、制御盤などによって操作方法はまちまちです。中には装置の中を開いて設定変更するようなものもあります。一度説明書などを見直してみるのもいいかもしれません。
「設定変更をしたいがよく分からない」というかたへ
外気温のみならず変更できる設定はまだまだあります。全体のバランスを考えながら少しずつ変更することをお勧めしています。設定変更を始めて数回の操作で落ち着くこともあれば、シーズンを通してやっと最適解にたどり着くという事例もあります。「意外と奥が深いな」というのが私の率直な感想です。そこで、降雪センサーの設定変更に関する無料相談を始めることにしました。
回数や時間帯に制限はあるものの事前準備をしていただければ、有意義なやりとりができるものと思います。





