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ロードヒーターの夜間運転の休止は省エネになるか

公開日:2026/01/04

雪の季節がやってきました。北海道ではすでにロードヒーターの運転が始まっています。特に夜の冷え込みは大変なものです。ロードヒーターも昼夜問わず運転しているところもあれば夜間は休止しているところもちらほら見られます。燃料消費のことを考えると、確かに気温の下がる夜間はロードヒーターの運転効率も落ちるような気がします。では実際に効果は期待できるのでしょうか?その辺りを探っていきたいと思います。

夜間は気温だけでなく路面温度も低下する

夜間気温が下がるのは分かると思うのですが、路面温度はどうでしょうか?下の図は東北地方で行われたある実験の結果です。少し読みづらいのですが、路面温度と気温の関係をグラフにとったものです。ピンクの線が気温で青い線が路面温度です。夜間に車を走らせながら測定したようですので、下に飛び出たノイズがかなり入っています。この青い線(路面温度)をじっくり見ると16時から17時辺りを境に路面温度は低下を始め、9-10時頃からまた上昇しているのが分かります。路温が低く出ている部分をノイズとすると、昼と夜とでは路面温度が5℃程度違います。つまり夜間の融雪は昼間よりも5℃余計に上げないと雪がとけないのです。つまり夜間は昼間に比べて燃料を消費してしまうということになります。夜間運転を少しでも減らすことができればロードヒーターの燃費も抑えられそうです。

ー浜岡 他 冬期路面おける路面温度と車両のすべりに関する研究 公益社団法人 土木学会

夜間は人の利用も少ない

そして当然のことながら、夜間は人の利用も減ります。店舗なら営業時間外となりますし、アパートやマンションであれば深夜の出入りは昼間よりも少なくなるでしょう。なので夜間運転の休止は燃料消費や利用密度の観点から合理的な判断ということになります。一方で24時間営業の店舗や、たとえば病院などの近くで夜勤者の多い物件など、夜間運転が必要なケースもありそうです。

とけピタ君のスケジューラ機能

とけピタ君にはスケジューラ機能が実装されています。「毎日○時から○時の間は運転停止」等の設定が可能です。例えば「23時〜5時まで運転停止」とすると6時間は運転停止します。この設定は店舗営業時間や入居者のスケジュールを考慮して自由に決めることができます。例えば夜勤者がちらほらいるマンションの場合、0時交代と想定すると12時〜5時とすれば、入居者の勤務スケジュールにあわせることができます。また朝は8時には融雪がある程度できている必要があるということでしたら、その2-3時間前からスケジューラを解除するように設定するとよいでしょう。

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